君がいない

翌日 美「あの、さん何処にいるかわかりませんか?」 阿「あ、あぁ、知らねぇな…」 美「ずっと探してるんですけど見当たらなくて…」 阿「そうか」 ホントに行っちまったんだな 美「どこ行っちゃったんだろ」 昨日廊下で通りすがってから 一度も会ってない 団員に聞いても知らないと言っていて… そういえば 部屋にいってないな 行ってみよう 神「…」 夜、いつものように部屋に行くと 悲しそうな顔をしたがいて… どうしたのって聞いても何も言わなかった 布団にはまだ少しだけの温もりが残っていて さっきまでここにいたことがわかる 机には一通の手紙 宛名は俺になっていた 神威へ ゴメンね 勝手にいなくなって でも、そうしないと 別れを言うと逆に 辛くなるんだ バイバイ 第七師団に入れてよかったよ はもうここにはいない どこでまちがったんだろ いや、最初から間違ってたのかもしれない 俺は部屋をでて 何か知ってるであろう 阿伏兎のところに向かった

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