飛べない鳥
神「どこに行ったかと思ったら、そんなもの持ってきたんだね」 「ちっ…やっぱこれじゃきかねぇか」 『か、神威っ!』 丁度よく俺が盾になって弾があたることはなかったけど は心配してる様子 神「大丈夫だよ」 なおも心配そうな顔をしていたが まずむこうを片付けなければ 神「ちょっと待っててね。すぐ終わらせてくるから」 そういうと 男に向きなおる 男は身の危険を感じてか少しずつ後退る 神「誰だか知らないけどさ、楽に死なせてあげるよ」 ホントはじわじわと殺りたいとこだけど 一応阿伏兎とか待たせてるからね 「た、頼む!命だけは…!」 命乞いなんかしたって 意味なんてないのに グサッ 血を噴きながら崩れていく 血に恐れを抱かないのは 夜兎だから 命乞いをしようと意味がないのもまた然り 神「さ、行こうか」 についてる拘束具を外す フラフラした足取りのを支えながら 外にでる 『ねぇ、何処に行くの?』 そうは聞いた 神「宇宙に行くんだよ」 『宇宙…』 神「それより、この痣あいつにやられたの?」 『う、うん…』 神「その左目も?」 『えっ…!』 神「左目もなんでしょ」 そういって左目にかかった前髪を払おうとしたら はその手を払った 『み、見ないでっ!酷いから…』 神「…そっか」 の嫌がることは極力避けよう |