わかってた

薄暗い部屋の中 電気も点けずただボーっとしていたら 睡魔が急に襲ってきて それに逆らうこともなく静かに眠りについた 〜神威side〜 が食堂を出て数分 なんにもやることがないからのところに行くことにした だけど部屋にはいなかった 手当たり次第に探していると 船の一番奥まできていた 流石にここにはいないだろうと部屋を開けてみたら 窓の近くに凭れ掛かって寝ているがいた 俺はの隣に座り そっと抱き寄せた 本当はわかってた 俺はを傷つけてること 言い訳にしか聞こえないかもしれない けど、わかってほしい を 護るために俺は強くなったことを 結局を傷つけたのは俺 だから俺に今の想いを告げていいのかわからない でも、気づいてたんだ 昔からずっと が好きだってこと 今は言えないけど いつか言うつもりだよ だから ずっと… 神「そばにいてよ」 しばらくして 俺も眠りについた 〜神威side end〜

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