勝負

神「ルールは特にないよ。どちらかが負けを認めるまでやるからね」 『いいわよ。絶対勝ってやるんだから』 そうして団長と私の試合が始まった 私の中の 夜兎の血が騒ぐ 己と同等の力を持つ相手 こんなに楽しい試合は 久しぶり 自然と顔が緩んだ だけど邪魔が入った 阿「二人ともそこまでだ」 『何のよう?』 神「せっかく楽しいところだったのに」 阿「周りを見ろ」 そういわれて気づいた 修練場は 瓦礫で埋め尽くされていた 阿「どうするんだ?」 神「俺の知ったことじゃないよ。全部阿伏兎が責任とってよ」 阿「なんで俺が後始末しなきゃならねぇンだよ!」 はぁ〜 タイミング悪すぎ… よし、いつか阿伏兎を殺ろう! そう決めて 瓦礫の山と化した修練場を後にした

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