一人から二人

朝起きると俺と他にもう一人 布団の中で小さくなってる少女がいる 俺だって結構頑張ってるんだよ こんな人形みたいに可愛い女が同じベッドで寝てるのに 襲えないんだから そっとベッドからでてリビングに行く 神「今日は珍しく起きてきたアルな」 こいつは危険だな バレたら厄介だ 神『お前に起こされなくても起きれるからね』 さっさと飯持ってかないとなぁ 神『ごちそーさま』 さっさと部屋に戻る 神『ご飯持って来たよ』 呼びかけると ゆっくりとベッドからでてきた 神『ねぇ、名前なにがいい?』 少女は首を傾げた 名前って言葉自体知らないのかな? あ、そういえば学校…はいいか まず服とか揃えないと 神「今日は買い物に行こうか」 少女はコクンと頷いた まず昨日着てた服が乾いてるかどうか… あぁ、今はなに着てんだって思ったでしょ 俺の服着てるよ サイズおっきいから上だけ てかさっきからじーっとこっちみてんだけど まぁいいか 下から服を持ってきて着替えさせ 外に出る 昨日の雨が嘘のように 今日は晴れていた 同じ頃 「見つかったか」 「いえ、それがまだ…」     ダンッ 「さっさと見つけんか!悠里の容態がいつどうなるかわからんのだぞ!」 「そ、総力をあげてすぐにでも見つけ出します!」 一人から二人 今は 今のことだけ 考えればいい

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