嵐の夜に

翌朝 今日も学校… 昨日の今日ということもあって 行きにくい いや、行きたくない 学校では 神「来ないアルな…」 妙「何かあったのかしら?」 神「バカ兄貴が珍しく来たからヨ」 神『なんで俺になんだよ。そもそも“”って女知らないし』 神「しらばっくれるなヨ!最近榎本ってやつにっ…!」 妙「神楽ちゃんっ!」 妙に諭され 神楽は仕方なく黙った 神『そういえば昨日眼鏡かけた女みたよ』 神「っ!?どこでアルか!」 神『どこだったかな〜。覚えてないけど襲われてたよ』 神「お前助けなかったアルか!」 そういって胸倉を掴む だが、逆に床に叩きつけられた 神『どうしようと俺の勝手だろ』 そして教室から出ていった 時は過ぎて夕方 場所は自宅 ぼんやりとテレビを眺めていたときだった ピンポーン 家のインターホンが鳴った しかし、出る気力もなく ほうっておけばそのうち帰るだろう そう思ったのだが 止むどころか何回も何回も連打して 小一時間くらいしたら漸く聞こえなくなった なんだったのかよくわからないけど 怖かった こういうときに誰かいてくれたら…

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