血に染まる獣道

『…んー…』 神「あ、起きた?」 目が覚めると神威がいて… 『神威!』 神「なに?」 『春雨に戻んなくていいの?』 神「さっきも言ったでしょ。俺も全部捨ててきたって」 『ホントだったの?』 神「嘘言ってるとおもった?」 『おもった』 神「へぇ〜…そんなにお仕置きされたい?」 『すいませんでした』 神「仕方ないから許してあげるよ」 上から目線なやつめ…っ! 神「なんか言った?」 『言ってない』 つか、読心術でも使えるんじゃね? 神「使えるよ。限定だけどね」 『いい加減にして。プライバシーの侵害なんだけど』 神「それだったらが口にださなきゃいいだろ」 『えっ。口にでてた?』 神「思いっきりね」 『それを先に言え!』 そう言って頬を抓る 神「痛いってば」 とか言ってるわりに痛そうにしてないんだけどね ホントおもいっきり抓ってやろうかな 『で?これからどうするつもり?』 神「はどうすんの?」 『私は…まぁ、適当に。ってまさかだけどついてくるとか言わないよね』 神「何言ってんの?一緒に決まってるじゃん」 『いや、決まってないから』 神威といたらロクな事ないし… 神「んー…。じゃ手始めにこの星にいるやつ全員殺っとく?」 『それもいいかもね』 どーせ行くあてもないんだ 一人だろうが二人だろうが関係ない 共に行こう 地獄への旅を そして さよなら 私の 大切な仲間たちー…

*end*
→あとがき

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