花はもう咲かないといった

彼は任務で負傷した私に 無情にもこう言った 「弱い奴に用はない」 その言葉は私をどん底に落とすのに十分な言葉 私はずっと あなたの傍にいたかった だけど、もうムリなこと…なんだと思う 彼はそれだけ言っていなくなった あなたが必要ないというのならば 私はもう ここに存在する理由はない あなたのために今まで生きてきたのだから いっそのこと死んでしまおう そう思った 数日後 私に任務が入った 死と隣り合わせの戦場 ─────死 そうだ ここで死ねばいいんだ 相手の攻撃はすぐそこまで迫ってる 「!」 彼が私を呼んだ 振り返ると こちらに向かってきてるのがわかった だが彼がたどり着く前に 相手の攻撃が私を 貫いた

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