素直に

『放してもらわないと困るんだけど』 神「離れたくない」 『こっちは仕事なの』 神「俺も行く」 『……』 神「俺は、が必要なんだよ」 『嘘も大概にして』 すっと腕が離れた さっきまで見えなかった表情がよくわかる いつもとは違う 真剣な顔をしていた 神「嘘なんかじゃない。好きなんだよのことが」 『私……は………』 私は… 神威のこと… 『好き…だよ』 昔も 今も この想いは変わらない

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