血にぬれた過去

人を殺してるときは何も感じなかった 何もかも忘れることができた 血のニオイにももう慣れた 私はいつも 人が集まる場所に行っては 殺しを続けた 人を殺すということに なんのためらいもなかった いつの間にか 夜兎の中でも 恐れられるような存在になってた そして私は違う星に行っては 殺しをするようになった そんな暮らしを何年もやっていた ある星に行ったとき ある組織に腕を買われた そう それが春雨 このとき 運命の歯車は回り始めていたことに 私は気づかなかった そして入団してから感じたんだ 私は 感情を捨てきれてなかったのだと…

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