想い

ふと目を覚ます するとなにか違和感を感じた あれ?なんか身動きとれないんだけど 金縛りか!? いやいや落ち着け私… よーく考えろ なんか後ろにいるぞ 正確に言うと抱きつかれてんぞ うまいこと上体をひねると……… 『起きろコノヤロォォォ!!』 神「…ん……おはよう…」 『おはようじゃない!なんでここにいるのか説明しろ!』 神「寝込みを襲うとしたらそのまま寝ちゃった」 よかった…命拾いした… じゃねェェ! 『ちょっと、ドアはどうしたの』 神「邪魔だったから壊した」 入り口付近にはドアの残骸が… 『はぁ…まず離れて』 神「やだ」 『いいから出てけ!!』 無理やり団長を部屋からだした 朝から疲れた… 部屋を出ると団長は消えてたから そのまま食堂に向かった 美「さん!」 『美音…』 美「ここで食べてもいいですか?」 『うん。いいよ』 そう言うと正面に座った 美「さんって意外と優しいんですね」 『そうでもないよ』 美「入団早々喧嘩したとかいろんな噂があったから怖い人なのかなって」 『そんな噂あったんだ…まぁほとんど事実だろうし』 美「でも、すごく強いって聞いてました。 昨日任務一緒に行ったとき思ったんです、さんはほんとに強いなって。 それに比べて私は弱いなって思い知らされました」 『……』 美「だから私、強くなりたいんです! …もしよろしければ特訓してくれませんか?」 『…いいよ。あとで修練場ね』 美「はい!…あの、さんて団長と付き合ってたりするんですか?」 危うく飲んでたお茶を噴出すところだった 『ないない!え、もしかして周りからそう見られてんの!?』 美「いっつも一緒にいるからてっきりそうなのかと…」 『向こうが勝手についてくるだけであって、付き合ってるとかはないから!』 美「そうなんですか…よっぽど気に入られてるんですね」 『あんまり嬉しくないけど…』 美音とまとも(?)な話をしたのはこれが初めてだった その後もしばらく他愛もない話をした

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