翌日 「おはよ、」 「なんでここにいるの」 ちなみにここは私のクラスであり 折原は隣のクラス 「なんでって、に会いにきたに決まってるでしょ」 「はいはい。決まってないから」 「ちゃ、ん…」 「ちょ、折原臨也！ちゃんに近づかないでって何回言えば…！」 「ははっ。それは残念だったね。俺たちは友達になったわけだし、一緒にいてもおかしくないでしょ」 「やっぱり言わなけりゃよかった…」 ぼそり、と呟かれた言葉は今回は周りの口論のせいで掻き消されていた 「そんなの認めないんだから！」 「君らに認められなくて結構だけど」 「〜っ！」 「ま、まあ落ち着こう、とりあえず」 「は今後こいつらとつるむの禁止」 「そんなの私の勝手じゃん」 「そうよ！私たちにとっても友達なんだから！」 「つか黙れよ。お前らに用はないっての」 はぁ…。 なんでこうなるかなぁ… 「ちょっと！ちゃんからもなんか言ってやりなよ！」 「あ〜…両方とも落ち着こう。ちょっと疲れるから」 朝から元気だね、みんな なんて思えるわけもなく だけど、騒がしいのも悪くないかな なんてちょっと思ったりして 「おーい。なに一人でニヤニヤしてんの？」 「あ、ああ。別に何もないよ！さて、そろそろHRだからみんな教室に戻ったほうが」 「それもそうね。またくるから、そのときは覚悟しなさい！」 折原を一瞥するとパタパタと慌しく教室を出て行く女子集団 「じゃ、またくるから」 「面倒ごとは一緒に連れてこないでね」 「できたらねー」 ひらひらと手を振って折原も出て行った それからすぐにチャイムが鳴り響き また一日が始まった