唐突に現れた少女は 信じがたいことを言った。 幽霊? 『驚きました。まさか私の存在を認識できる人がいたなんて』 そして少女は話し出す。 私は、ずーっと昔に死んでるんです。 ずっと、まあ、あの世と言えばいいでしょうか。 そこで転生待ちしてたんです。 で、ようやく順番がきたんです。 私はもうすぐ消えてしまうから もう一度、この世を見たかったんです。 「それを信じるとでも?」 『いえ、こちらの世界ではきっとありえないことでしょうから』 彼女は自虐的な笑いを浮かべてから 何か閃いたように言い出した。 『そうだ!こうして見える人に会えたのもきっと何かの縁でしょう。 少しの間ここに滞在させてもらってもいいですか?』 「それは許可できn『いいですよね?』」 有無を言わせぬ口調で言う少女 何を言っても聞かないだろう そう思ったので 許可せざるをえなかった

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