春麗

今日も今日とて温かな日差しが射しこんでいる 快晴の空の下 今日もまた授業をサボりに屋上に行く 扉を開ければ柔らかな風が吹きー…… 「また来たんだね」 神威とまた鉢合わせる 「神威だってそうでしょ」 「まあね」 神威とはサボり仲間だ たまたまサボりにきたときにいただけなんだけど 頻繁に会うこともあって仲がよくなった 空はいやというほどに澄み渡った青を見せつけている そしてあついわけでもなく冷たいわけでもない、心地のいい風 最高な条件の中で私たちは 授業とかそういうめんどくさいものから逃げ出して 眠りについた

*end*

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