最初で最後の悪足掻き

私にできること そんなのないかもしれない けど…     コンコン 神「なに?」 『失礼します。阿伏兎さんの言伝で、明日休んでいいそうですよ』 勿論ウソ こんなこと絶対にありえない 神「ホント?」 でも、神威は単純だからね 『はい…それで、あの…』 神「?」 ここまできてアレなんだけど 言うのが恥ずかしい… 『明日、一緒に地球に行きませんか?』 神「なんで?」 『えっと…その…なんとなく…です』 神「ふーん。いいよ、別に」 『ほ、ほんとですか!』 よかった… 神「そのかわり一発ヤr『りませんよ』 こういうとこは何一つと言っていいほど 変わってない 翌日 今日で最後… 明日になればただの上司と部下 隣にいる神威をみる なにもかわらないのに……… 私達はとくに何所に寄るでもなく ただただ歩いていた 神「こんなののために俺を誘ったわけ?」 『………』 神「ねえ、聞いてる?」 『…団長は、記憶を取り戻したいですか?』

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