S王子の生まれた日

ある日の昼下がり 屯所前に一人の少女が佇んでいた 『あの~…』 山「どうしたの?もしかして迷子?」 『いえ、違うんです。土方さんか近藤さんいますか?』 山「局長の知り合いの子?」 『まぁ、そんなとこです』 山崎は一応少女を屯所内に入れ 暫く待つように言ってから 局長を呼びに行った 数分後 近「もう着いたのかぁ」 『はい。お久しぶりです』 近「いやぁ、元気そうでなによりだよ」 『それで頼みってなんですか?』 近「ちゃんはこっちに来てから総悟に会ったかい?」 『いえ…会ってませんけど』 近「そうか。ならよかった」 『…何となく近藤さんがしたいことわかりましたよ。兄さんをビックリさせようって魂胆ですね』 近「さっすがちゃんだ!」 『近藤さんがわかりやすいだけですよ。じゃあまた夕方頃に来ますね』 凛が屯所を出て 入れ違いになように総悟が戻ってきた

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